某レストランチェーンの店長が語る『幸せの旅路』④

 従業員満足度の極意(実践編パート2)

  店長をしていると、称賛する立場ですので、称賛されることが少ないです。お客様に来て頂いて良かった。従業員と一緒に働けて良かった。と心ので言い聞かせるしかないのです。だから一番『疑似幸せ』に陥っているのは私かもしれません。次回にお伝えしますが、『疑似幸せ』は洗脳と同じです。

 

前触れが長くなりましたが、前回の続きですが、称賛とは3つあるとお伝えしました。 

①能力の称賛

②行動の称賛

③存在の称賛

を順番に説明してきます。 

 能力の称賛とは相手が出来たことに誉めてあげること。初めての仕事に対して教えたことが出来たことや取り組んでくれたこと。誰しも初めから仕事なんて出来るはずはありません。教えたことを時間がかかっても出来たことに誉めることで更に取り組もうとしてくれます。

 そして、行動の称賛とは、教えたことを自ら行動してくれること。自分がやらなくてはとチームの為、お店の為に必要とされていることに遣り甲斐を持って行動してくれていることに誉めてあげます。いつも貢献してくれる。自ら清掃に励んでくれる。自分の為よりも一緒に働いてくれている仲間のことを考えてくれている存在に称賛をしてあげることです。 

 そして、存在の称賛が最も大切であり、なかなか出来ないことです。君に出会えて良かった。君がこの世に生まれてきてくれたことに称賛出来ることです。私も完璧に出来ているとは言い切れません。ですが思って行動はしています。前回でも述べましたが、一緒に働いている時間は相手の人生に責任を持たなくてはいけません。

 

 ですから、私の為に人生の時間を捧げてくれているわけですから、たかがバイトの従業員と思わずに、価値ある存在と思うべきです!考えてみて下さい。初めてアルバイトする方々は人生における初めての上司なんですよ。責任を持たなくてはこれからその子の人生、夢に対してやる気や勇気が持てないでしょう!

 

 私は従業員全員の夢を知っています。大きな野望を持つ人もいれば、小さな夢を持っている人もいます。決して反対もしません。夢に向かって進んでいる人に悪い人はいないと思ってます。一緒に働いてくれた従業員が私の夢の為に助けてくれているわけですから!!私はこれからも従業員を大切にする気持ちは誰にも負ける自信はあります!売上高1位を叶えさせてくれた従業員。そしてここまで育ててくれた従業員の夢をこれからも応援していきます。

 題名にもある『幸せの旅路』とは今までにお世話になった従業員に向けたメッセージでもあるのです。